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2013年10月07日

ひろしま 石内都・遺されたものたち(日本)

女性写真家・石内都による写真展がカナダ・バンクーバーのブリティッシュ・コロンビア大学(UBC)人類学博物館で開催されている。
テーマは広島の被爆。
2007年に撮影のため初めて広島を訪れて以来毎年撮影している写真の中から、東日本大震災直後に撮影した作品7点を含む48点が展示された。
被写体は被爆し亡くなった人々の遺品たち。
花柄のワンピース、水玉のブラウス、テーラーメイドの背広、壊れたメガネ……。
会場では、被爆した人の死を初めて実感し呆然とする人、遺品のワンピースを着ていた少女に思いを寄せる人、祖父が原爆製造に関わっていたと告白する人、広島で出会った亡き日本人の妻を偲ぶ元兵士等、写真に触発された人々の思いが重っていく。
やがて、カナダの先住民と広島に落とされた原爆の思いがけない接点が明らかにされ、さらには石内都の「なぜ自分がヒロシマを撮るのか」という思いが浮き彫りにされる。

不安の種(日本)

奇妙な出来事が続発する地方都市、富沼市。
バイク便ライダーの巧(浅香航大)は、バイクの事故現場に遭遇し、負傷した青年・誠二(須賀健太)に助けを求められる。
しかし、誠二は医学上、既に死亡していた。
そんな2人を遠くから見つめる陽子(石橋杏奈)。
誠二は、遠のく意識の中、恋人の陽子と出会った頃のことを思い返していた……。
一方、その事故に遭遇したことをきっかけに、バイク便ライダーを辞めた巧は、新しいアルバイト先で陽子と出会うが……。

シャニダールの花(日本)

極少数の限られた女性の胸に謎の植物の芽が現れ、見たこともない美しい花が咲くという不思議な現象が起こっていた。
採取したその花の成分は画期的な新薬の開発に繋がることが発見され、製薬会社はその花の提供者を全国から見つけ出し、花の成長を全面的にケアする施設“シャニダール”を発足。
その花は“シャニダールの花”と呼ばれ、提供者には億単位の報酬が与えられた。
シャニダールで働くことになったセラピストの響子(黒木華)は、植物学者の大瀧(綾野剛)の下、ユリエ(伊藤歩)やミク(山下リオ)ら提供者のケア業務に就く。
ある日、ハルカ(刈谷友衣子)という新しい提供者が発見され、早速施設への入居を持ちかけようとハルカの自宅に向かった響子と大瀧であったが、ハルカは頑なに入居を拒むのだった。
しかし、響子の不思議な魅力に心を開いたハルカは、一転入居を決意する。
そんな中、花の成長に誘われるように、響子と大瀧は次第に恋に落ちていく……。
だが、花を採取する際、提供者の女性が謎の死を遂げる事件が相次ぎ、大瀧は施設に不信感を抱き始める。
一方、響子はそれが危険な花だと知りながらも、ますますその花の魅力にのめり込んでいく。
やがて、互いに惹かれ合っていた二人の運命の歯車が少しずつ狂い始めていくのだった……。

風立ちぬ(日本)

少年の頃から飛行機に憧れ、東京の大学に進学、ドイツへの留学を経て、航空技術者となった堀越二郎(声:庵野秀明)。
夢や憧れ、恋、やがて近づく戦争など、零戦を設計したことで知られる彼の若かりし頃を描く。

ベルリンファイル(韓国)

ドイツの首都ベルリン。
韓国情報院の敏腕エージェント、チョン・ジンス(ハン・ソッキュ)は、高級ホテルの一室で行われている武器取引の密談を隠しカメラで監視中、ロシア人ブローカーを介してアラブ系組織の幹部に新型ミサイルを売りつけようとしている北朝鮮の秘密工作員に目を留める。
その男、ピョ・ジョンソン(ハ・ジョンウ)は、CIAやMI6のリストにも記録がない“ゴースト”と呼ぶべき謎の人物だった。
ジンスは取引成立のタイミングを狙い部下たちに現場への強行突入の指令を下すが、イスラエルの情報機関モサドの横やりによって銃撃戦が勃発、ジンスはジョンソンを取り逃がしてしまう。
一方、北朝鮮で英雄と崇められるほど数多くの勲功を立ててきたジョンソンは、韓国側への情報漏洩に不安を抱き、内通者の存在を疑い始める。
そんな中、在ベルリン北朝鮮大使館のリ・ハクス大使(イ・ギョンヨン)は、平壌から派遣されてきた保安観察員トン・ミョンス(リュ・スンボム)から、大使館に勤める通訳官でジョンソンの妻リョン・ジョンヒ(チョン・ジヒョン)が二重スパイだという情報を入手する。
上司であるハクスから妻の調査を命じられたジョンソンは、ショックを受けながらも彼女への監視と尾行を開始。
数年前に初めて授かった子供を亡くして以来、ジョンヒと感情がすれ違っているジョンソンは、彼女がアメリカに亡命するのではないかという疑念を強めていく。
その頃、旧知のCIA局員から連絡を受けたジンスも「北朝鮮の何者かが国連を通じて亡命を要請した」との情報をキャッチしていた。
だがアメリカ大使館近くの広場に姿を現した北の亡命志願者は、意外にもハクスだった。
韓国情報院の張り込みを察知して地下鉄構内に逃げ込んだハクスは、そこに駆けつけたジョンソンとミョンスによって拘束される。
信頼を寄せていた同志のハクスが亡命を要請した理由が全くわからないジョンソンは、自宅で妻を激しい口調で問い詰める。
すると重い口を開いてジョンヒが打ち明けたのは、二人目の子を身籠っているという事実だった。
さらに自宅に盗聴器が設置されていることに気付いたジョンソンは、自分たち夫婦が恐るべき陰謀に巻き込まれ、裏切り者に仕立てられたことを確信する……。

2013年10月06日

李小龍 マイブラザー(香港)

京劇俳優の父を持ち、子どもの頃から映画に出演していたブルース・リー(アーリフ・リー)。
撮影のない日でも撮影所に通い、スタジオの天井から大スターの現場を眺めるような無邪気なところがある半面、プライベートでは反抗的で血気盛んな性格からストリート・ファイトに興じることも多かった。
そして、クォンやユニコーン(オウヤン・ジン)、スキニー(ハンジン・タン)ら仲間たちと将来の夢について語り合う少年時代を過ごしていた。
ある日、長身の美女パール(ジェニファー・ツェー)に自分だけでなくクォンも惹かれていることに気付き、恋と友情の間でどうしたらいいのか悩むうちに、幼馴染のマンラン(ゴン・ミー)が自分に恋心を抱いていることを知る。
マンランからチャチャのダンスコンテストに一緒に出場してくれないかと頼まれるが、頭を悩ませすぎたブルースはこの申し出を断り、実弟のロバートをパートナーにして出場、見事優勝を果たす。
強くなりたいと固く願うブルースは詠春拳の達人イップ・マンに弟子入りし、修行を積む。
そんな中、ブルースは高校対抗ボクシング・トーナメントでイギリス人チャンピオンボクサーを倒すが、納得できない彼から再戦を申し込まれる。
誰もいない倉庫で殴り合う二人。
激しい応戦を繰り広げるうちに、二人の間に友情が芽生える。
彼は偶然にもクォンの居場所を知っていたが、クォンはアヘン中毒に陥っていた。
ブルースはユニコーンとともに、クォン救出のために麻薬王のもとへ向かう……。

V/H/S シンドローム(アメリカ)

<TAPE56>不良グループのゲイリー(カルヴィン・リーダー)たちは、古い一軒家から1本のビデオテープを盗むという謎の依頼を受ける。
だが、その家で彼らが目にしたのは、大量のVHSテープと1つの死体。
目的のテープを探すため、1本ずつ再生するが、それを見た人間が1人ずつ姿を消してゆく……。
<AMATEUR NIGHT>童貞を捨てようと、悪友のシェーン(マイク・ドンラン)たちと夜のクラブへ出かけたクリント(ドリュー・ソウヤー)。
出会った女の子とのセックスに挑むが、シェーンが彼女に噛みつかれる。
部屋で彼が目にしたものは……。
<SECOND HONEYMOON>西部を旅行中のステファニー(ソフィア・タカール)とサム(ジョー・スワンバーグ)。
深夜、2人が泊まるモーテルに女性が現れ、車の相乗りを頼まれる。
サムは断わるが、2人が眠りにつくと、部屋にフードを被った謎の人影が……。
<TUESDAY THE 17TH>大学生のウェンディ(ノーマ・C・キノンス)は恋人のジョーイ(ドリュー・モーレイン)たち3人と、秘密の湖を訪れる。
ところが、森の中を歩いている時、2人が姿を消す……。
<THE SICK THING THAT HAPPENED TO EMILY WHEN SHE WAS YOUNGER>PCでチャットするエミリー(ヘレン・ロジャース)とジェームズ(ダニエル・カウフマン)。
左腕に出来たアザと謎の足音に怯えるエミリーを勇気づけるジェームズだったが、彼女の背後を走る影を目にして凍りつく。
12歳の時にも似た体験をしたというエミリーは、次第に常軌を逸してゆく……。
<10/31/98>ハロウィンの夜。
怪現象が噂される一軒家に忍び込んだポールたちは、屋根裏部屋で男たちが神に祈りながら1人の少女を縛り上げている現場を目撃。
助けを求めて叫ぶ少女を連れて逃げ出すが、彼女の様子がどこかおかしい……。

Fate/ゼロカフェ(日本)

「Fate/Zero」のキャラクターたちが可愛い姿で経営しているカフェ“ゼロカフェ”。
騎士道を重んじた素晴らしい接客が人気のカリスマ店長のセイバー、顔もココロもイケメンながら女性にトラウマがあるので厨房から出てこないシェフのランサーたちが忙しく働く中、今日も個性的なお客が“ゼロカフェ”にやって来た……。

ピカチュウとイーブイ☆フレンズ(日本)

ある夏の日。
ピカチュウ(声:大谷育江)、キバゴ、ヤナップ、ミジュマルが、花畑で出会ったニンフィア(声:中川翔子)に案内されて森の奥へ進んで行くと、そこにはイーブイとその仲間たちが暮らすイーブイハウスがあった。
自然を利用して作られたその大きな家の中には、甘えん坊のサンダースや恥かしがり屋のブースター、そしてシャワーズ、エーフィ、ブラッキー、リーフィア、グレイシアが集まっていた。
さらには、ニャースとソーナンスもイケメンシェフ兼イケメン家政夫として働いている。
こうして、ピカチュウとイーブイたちの賑やかなお泊り会が始まった……。

パリ猫ディノの夜(フランス)

パリ。オス猫のディノは、女警視ジャンヌ(声:ドミニク・ブラン)と、6歳の娘ゾエの忠実な飼猫として暮らしている。
ジャンヌの夫でゾエの父親はギャングのボス、ヴィクトル・コスタ(声:ジャン・ベンギーギ)に殺され、そのトラウマからゾエは失語症になっていた。
夫の仇を討つ思い、コスタが人生を賭けて狙う“ナイロビの巨像”の監視、そして多発している宝石や美術品等を狙うカリスマ怪盗ニコ(声:ブルーノ・サロモネ)を捕まえる任務を背負ったジャンヌは多忙な毎日。
そんな状況下、ディノはトカゲを狩ってはゾエにプレゼント、一日中淋しい思いをしているゾエを慰めるのだった。
一方、家事を手伝うクロディーヌ(声:ベルナデット・ラフォン)は、よく働く家政婦だが、なぜかディノとは相性が悪い。
そんなある日、ゾエはディノがプレゼントしてくれたダイヤが埋め込まれた魚のブレスレットを見て、これをどこで手に入れたのかと疑問を感じる。
その晩意を決して、ディノを追跡するゾエ。
ディノの散歩道は、パリの街を一望に見渡すことのできる家々の屋根だった。
やがて、偶然にもコスタとその部下たちの密談を聞いてしまったゾエは、クロディーヌがコスタの一味であることを知ってしまう……。

2013年10月05日

バーニー みんなが愛した殺人者(アメリカ)

テキサス州の田舎町カーセージ。
葬儀社の助手として働くバーニー・ティーディ(ジャック・ブラック)は、住民の誰からも愛される人気者だ。
肉親を亡くした遺族への配慮と気遣い、美しく繊細な遺体処理、よどみない葬儀の進行と演出、賛美歌の演奏、棺桶を売り込む営業力まで全ての仕事ぶりが完璧で、葬儀のプロとして高く評価されているだけでなく、町の美化運動を推進するなど市民活動への取り組みも献身的だった。
ある日、石油で莫大な財産を築いたドゥエイン・ニュージェントの葬儀を執り行ったバーニーは、その遺産を相続した未亡人マージョリー(シャーリー・マクレーン)に出会う。
彼女は、高慢で頑固な性格で町中から嫌われ、友達は皆無、息子家族とも裁判沙汰となっている孤独な老女だった。
バーニーはそんな彼女を気遣い、相談相手となって慰めるうち、マージョリーに気に入られ、彼女の所有する会社の社員となって働くことになる。
数年後、銀行預金の管理までも任されるほどに信頼されるようになったバーニーだったが、マージョリーの支配欲は次第にエスカレート、ついには彼が他の住民と交流することさえ嫌がるようになっていく。
理不尽な要望の数々に日夜振り回され続けたバーニーは神経衰弱に陥り、ある日、マージョリーのわがままについカッとなって思わずアルマジロ退治用の銃で彼女を撃ってしまう。
バーニーはマージョリーの死体を物置の冷蔵庫に隠すと、彼女が誰とも会いたがらないと言って全ての面会要求を拒絶、それまでとまったく変わらない生活を続けるのだった。
以前よりも自由にマージョリーの金を使えるようになったバーニーは、教会をはじめ町の施設や困っている人たちに資金を提供し続けるが、あまりにも長期間マージョリーの姿が見えないのを不審に思った投資管理会社の担当者が地方検事ダニー・バック・デヴィッドソン(マシュー・マコノヒー)に通報、検事は家宅捜索を行って冷蔵庫からマージョリーの死体を発見する。
バーニーは逮捕され、全てを自白して謝罪。
検事はこの事件を自分の大きな手柄として迫った再選に利用しようと、バーニーをより凶悪な殺人者として喧伝、第一級殺人で起訴する。
しかし、裁判が始まると町の住民たちは誰もがバーニーを擁護し、殺人者であるはずの彼の無罪を求めるのだった……。

爆心 長崎の空(日本)

長崎大学3年生の門田清水(北乃きい)は、坂の上の団地で父母と3人暮らし。
平凡だが幸福な毎日を過ごしている。
陸上部で汗を流し、医学生の山口光太(北条隆博)とのデートを楽しむ清水は、将来のことは漠然としているが何の不安もない明るく純粋な女性だった。
だがある日、母とケンカをしたその夜、母が心臓発作で亡くなってしまう。
あまりの突然の出来事に、清水はその死を受け入れられず、母からの電話を無視した罪悪感に押しつぶされそうになっていた。
一方、まもなく娘の一周忌をむかえる高森砂織(稲森いずみ)は、いまだに一人娘・沙耶香を失った悲しみを癒せないでいた。
砂織の実家は300年続くカトリックの家で、母・瀧江(宮下順子)と父・良一(石橋蓮司)は、孫の死を“神の思し召し”と考え、試練を乗り越えようとしてきた。
そんな中、砂織の妊娠が発覚。
また子供を失うのではないかという恐怖と、産みたいという思いで砂織は混乱する。
夫の博好(杉本哲太)は、やり直そうと砂織を励ますが、砂織はなぜ沙耶香を失ったのかという思いに心を支配されていくのだった。
やがて、砂織と清水は浦上天主堂近くで導かれるように出会い、二人は共に大切な人を亡くしたことを知り、互いに欠けたものを求めるように心を通わせていく……。

熱波(ポルトガル)

ピラール(テレーザ・マドルーガ)は定年から数年、平和の祈りに参加したり、カトリックの社会活動団体に協力したりしているが、最近はそのせいでストレスを感じていた。
また、隣人のアウロラ(ラウラ・ソヴェラル)も悩みの種だった。
短気でエキセントリックな80代の彼女は、お金があればカジノへ入り浸り、会ってもらえない娘の話ばかりしてくる。
カーボベルデ出身のメイドのサンタ(イザベル・カルドーゾ)はあまりしゃべらず命令に従い、他人に干渉すべきではないと考えているが、アウロラは抗鬱剤の後遺症で、サンタが自分にヴードゥーの呪いをかけていると疑っている。
あるとき病に倒れ、死期を悟ったアウロラは、ピラールとサンタにあるお願いをする。
それは、消息不明のベントゥーラという男(エンリケ・エスピリト・サント)に会いたいというものだった。
ピラールとサンタはベントゥーラが生きていることを知るが、彼はすでに正気ではなかった。
ベントゥーラは、アウロラとの間にあった、ある約束のことを語り出す。
ポルトガル植民地戦争が始まって間もない50年前、アウロラはタブー山麓に農場を持っていた。
アウロラの父親はアフリカで事業を起こそうと、ポルトガルからタブー山麓にやってきたが、若くして脳卒中に倒れ、母親も彼女を生んですぐ他界していた。
1人残されたアウロラ(アナ・モレイラ)は、お手伝いと家庭教師とともに、夢見がちな日々を過ごす。
大学の卒業パーティーで出会った男と結婚し、何不自由ない幸せな生活を送っていたアウロラは、ある日、アフリカに流れ者のようにやってきたベントゥーラ(カルロト・コタ)と出会う。
彼との出会いはアウロラの心の奥底にあった冒険心に火を点け、ベントゥーラも一目で彼女に惹かれてしまう。
こうして2人の、禁断の物語が始まった……。

飛びだす 悪魔のいけにえ レザーフェイス一家の逆襲(アメリカ)

狂気に満ちた猟奇食人一家が、村人たちに惨殺されてから20年後。
ヘザー・ミラー(アレクサンドラ・ダダリオ)の元に一通の手紙が届く。
その手紙には財産を相続するよう書いてあり、覚えのないヘザーは両親を問い質すと彼女は実の娘でないことを打ち明けられる。
突然の告白に呆然とするヘザーであったが、自身の出生の秘密が隠されたテキサス州ニュートへと向かう決意をする。
もともと友達とバカンスを予定していたこともあり、友人たちは皆その旅に付き合うことになる。
途中、ガソリンスタンドでヒッチハイクをする男を同乗させ、5人の男女一行は相続される大豪邸へと辿りつく。
その大豪邸を見て歓喜する5人は早速パーティを始めるが、誰もそれが地獄への入口と気付く者はいなかった……。

父の愛人(日本)

幸子(河野知美)は、幼い頃から両親の不和に悩まされながら暮らして来た。
ある日、幸子の父親が倒れ、運ばれた病院を教えて欲しいと父の愛人・敦美(麻丘めぐみ)が訪ねて来る。
それを拒絶する母・静江(泉水美和子)であったが、離婚することもなくことあるごとに幸子にあたってきた母に反発して、幸子は病院を教えようと敦美の後を追う。
幸子は敦美に病院名を告げるが、長年自分たちの家族を苦しめてきたはずの敦美に対して複雑な思いを感じるのだった。
それを見て敦美は、もう少し話をしてみたいと幸子を自宅に誘う。
父との生活の匂いがする部屋の中には、父と敦美が仲睦まじく写る写真があった。
その隣に、幼い頃父にあげた手作りのマスコットを見つけた幸子は強い怒りを覚え、ぼろぼろとなった自分と母親のことを敦美にぶつける……。

2013年10月04日

じんじん(日本)

「絵本の里」として知られる北海道上川郡剣淵町を舞台に、人の優しさや親子の絆を描いたハートフル・ドラマ。
大道芸人の銀三郎にはひとり娘がいたが、娘が6歳の時に妻と別れて以来、会うことを許されずにいた。
ある日、幼なじみが経営する農場を訪れた銀三郎は、農業研修にやって来た4人の女子高生と出会う。
広大な自然や町の人々との交流の中で打ち解けていく銀三郎と少女たちだったが、ただひとり、彩香だけは心を開かずにいた。
やがて、銀三郎は彩香の秘密を知り……。

新・SとM 劇場版(日本)

戸田誠(井田國彦)は、並外れた執着心で復讐を仕掛けてきた天海沙耶(川村りか)の攻撃を寸でのところで躱し、妻・佐和子(宮内知美)との関係も修復された。
会社内での評価も落ち着き、大きなプロジェクトを任されるというビジネスマンとして大きなチャンスもものにする。
しかしある日、沙耶が再び自宅に侵入してくる。
不安の日々が始まり、佐和子の誠への信頼も揺らいでいく。
一方、沙耶は、誠の部下・小坂(にわつとむ)の自分への好意を利用し、奸計を図る。
気の触れた小坂は、佐和子を拉致する。
沙耶の忠実な僕と化した小坂は佐和子を犯そうとするが、救出に向かった誠の驚くべき行動により難を逃れる。
誠は佐和子との愛を確認しつつ、これ以上自分の傍に家族を置いておけないと判断し、佐和子と娘・桃子を郷里へと帰省させる。
それでも諦めない沙耶は、元上司の誠に恋焦がれていたOL・坪井(三輪あすみ)を利用するために手懐けようとする。
そんな状況にもかかわらず、誠は新しい社長秘書・滝川静江(かでなれおん)に心を奪われる。
妻と娘のいないなか、流されるまま密会を重ねる誠と静江。
彼女の積極的なアプローチと誠の気の緩みから、2人は関係を結んでしまう。
しかし静江が誠に近づいたのには、驚愕の秘密が隠されていた……。

劇場版ポケットモンスター ベストウイッシュ 神速のゲノセクト ミュウツー覚醒(日本)

大都会ニュートークシティを訪れていたサトシ(声:松本梨香)とピカチュウ(声:大谷育江)たちは、ポケモンたちの安全と保護のために設計された施設“ポケモンヒルズ”に立ち寄る。
その素晴らしさに驚きながら見学を楽しむサトシたちだったが、突然見慣れないポケモンが現れ、「ウチニカエリタイ……」とテレパシーで語りかけてくる。
それは、プラズマ団が3億年前の化石を改造しよみがえらせたポケモン、ゲノセクトだった。
同情したサトシは帰るべき場所を一緒に探そうとするが、彼らを引き裂くように赤いゲノセクトが現れ、凄まじいエネルギー弾を発射。
だがその絶体絶命のピンチを救ったのは、ミュウの遺伝子から生まれた伝説のポケモン、ミュウツーだった。
「ゲノセクトは、本来この世界にいるはずのないポケモンなのです。
私と同じように……」ミュウツーはゲノセクトの悲しみを受け止めながらも、街のポケモンたちを襲うゲノセクトと対峙。
両者は激しくぶつかりあい、その凄まじい衝撃波が街全体を巻き込み、やがて、そのバトルは互いの限界を超えたポケモン史上最大最速のスピードバトルへと突入していくのだった……。

劇場版 空の境界 俯瞰風景3D(日本)

廃墟と化したビルの屋上から突発的に空へと踊り、落下する少女たち。
ある夏の終わり、少女たちの飛び降り自殺が相次いで発生。
学校も異なり互いに交友関係もなく、自殺の理由も見いだせぬまま不可解な自殺事件としてメディアは伝える。
しかし、最高位の人形師で、魔法使いになれなかった魔術師の蒼崎橙子(声:本多貴子)は、その関連性を見抜いていた。
理由がないことが共通点ではないか……。
一方、万物の生の綻びこと死線を視る力“直死の魔眼”を持つ両儀式(声:坂本真綾)は、この連続自殺事件の捜査に乗り出す。
彼女には、この事件に関わらざるを得ない事情があった。
式は痛ましい現場となったビルへと向かうが、それは幾重にも張り巡らされた罠への序章にすぎなかった……。

影たちの祭り(日本)

2012年7月。日本で初めての影絵専門劇団として旗揚げされた「かかし座」創立60周年を記念する「Hand Shadows ANIMARE(ハンド・シャドウズ・アニマーレ)」の国内ツアーの稽古が始まった。
団員歴20年を数えるベテランの飯田周一と石井世紀の二人と、まだ20代ながら実力派の菊本香代、櫻本なつみという布陣で東京・大阪・名古屋を回る。
海外ではこれまで数々のフェスティバルで披露してきたステージだが、日本で連続公演を行うのは初めてとあってメンバー4人のテンションも高い。
だが稽古は順調に進んでいくかに見えたが、劇団代表・後藤圭の演出は現状に満足することを拒み、作品をさらなる高みに引き揚げようとする。
「初演の稽古の時は、新しい演目が作り出されると、我々自身も驚いていた。
今はそういった発見に乏しくなっているんじゃないか」そんな後藤の言葉に、動物園に行ってその動きから何かを得ようとし、後輩への指導を通して初心を取り戻そうとしながら自問自答するメンバーたち。
そんな中、ようやく作品の方向性が定まりかけた東京公演開幕前日、さらに後藤から新たな課題がメンバーたちに提示される。
「今までと、全然違うことってできないか」この無謀とも思える提案に、彼らはどう応えるのか……。

2013年10月03日

怪談新耳袋殴り込み!劇場版 魔界編 前編(日本)

“殴り込みGメン”は、全国各地の最恐心霊スポットに潜入することを目的に、怖がりの男たち6人と和人形の“はち”、藁人形の“わらびん”で構成されるグループ。
本作では、一行が沖縄を訪れ、廃墟や悲劇の地など、この地ならではの心霊スポットに殴り込み。
幽霊を挑発して、その姿をカメラに捉えようとする。

いのちの林檎(日本)

住んでいる家、食べ物、排気ガス、殺虫剤、煙草の煙、農薬など、知らず知らず吸収している化学物質を身体の中に溜め込み、その蓄積が突然限界に達したときに発症するのが化学物質過敏症である。
発症すると、合成洗剤、消臭スプレー、芳香剤、柔軟剤など日頃使っている生活必需品に含まれる化学物質のわずかな臭いも耐えられなくなり、頭痛や吐き気、呼吸困難などを引き起こす。
早苗さんは自宅の新築でシックハウスになったあと、近所のゴルフ場の農薬散布で化学物質過敏症を発症し、息ができなくなった。
母・道子さんと2人で、呼吸できる場所を探して車で旅に出るが、農薬や排気ガスで発作を起こし、困難を極めた旅の末、2人は標高1000メートル地点でのテント生活に行きつく。
しかし、そこも安全ではなかった……。
大阪の入江さん一家は、自宅の新築でシックハウス症候群になり、瞬く間に家族全員が化学物質過敏症になった。
長男・絋司さんと二男・茂弘さんはそれぞれ、中学校と小学校の教師から整髪料や理科室の薬品を嗅がされたりして、重症の道のりをたどることになった。

生贄のジレンマ 上(日本)

高校卒業式の朝。
篠原純一(須賀健太)が数週間ぶりに登校すると、底の見えない巨大な“穴”が校庭にあり、教室には登校拒否だった生徒を含むクラスメイト全員が揃っていた。
やがて校内放送で「今から1時間後にあなたたちは全員死にます。
ただし生き残る方法があります、それは生贄を捧げることです……」という不可解なメッセージが告げられる。
篠原や同級の鈴木理香(竹富聖花)たちは、タチの悪いイタズラだと考えていたが、最初の“犠牲者”が出たことにより、それは紛れもない事実であることを知る。
そんな中、高校生たちは自らが生き残るためにクラスメイトに投票し、生贄を選出するという過酷な選択を迫られる……。

讐 ADA 絶望篇(日本)

市川美保(仙石みなみ)は、独自の教育方法を進める進学塾・閃光塾にうつむき加減で入塾してくる。
その特殊な授業風景に委縮してしまった美保に手を差し伸べたのは、田村遥(相楽樹)だった。
ところが、閃光塾に対して反抗的だった遥は、他の塾生たちから浮いてしまい、模範塾生の夕子から標的にされる。
そんなある日、ある事件が起きる。
言葉にならないその出来事に絶望した美保は、復讐代行のサクラ(村上東奈)の手を借りて復讐の鬼と化す。
次々と塾生や講師たちを惨殺してゆく美保の最後の標的は、渡辺夕子(佐藤綾乃)。
その復讐の先にあるものとは……。

讐 ADA 戦慄篇(日本)

独特の教育方法に定評がある進学塾・閃光塾に通う渡辺夕子(佐藤綾乃)、太田亜紀(舞川あや)、坂梨智子(伊藤麻希)。
成績優秀で周りから模範塾生と呼ばれる夕子はある日、塾のアイドルとして閃光塾の宣伝用VP撮影に参加していた。
ところが、授業風景を撮影している現場に夕子のクラスメイト、市川美保(仙石みなみ)とサクラ(村上東奈)が突然乱入し、講師や生徒を惨殺し始める。
さらに、教室内に夕子、亜紀、智子を残した美保は、互いに殺し合うよう命じ、居合わせたVPのディレクター高橋久未(泉妻万里)にその現場を撮影するよう指示を出す。
結果的に生き残ってしまった夕子は、狂気に満ちた美保に対する復讐を誓う……。

the fighting men's chronicle エレファントカシマシ 劇場版(日本)

2012年10月、ボーカルの宮本浩次が左耳の外リンパ瘻を患ったことにより、コンサート活動休止となったバンド“エレファントカシマシ”。
デビューから25年間、疾走し続けてきた4人の男が立ち止まった時、何を思い、どのようにして再び歩き出すのか……。
膨大な映像資料に加え、彼らから影響を受けた様々なアーティストや関係者のインタビューを基に、彼らがいかにして印象的な楽曲の数々を生み出してきたのかを探る。
メンバーの“今と未来”を捉えた最新撮り下ろし映像を含む迫真のドキュメンタリー。

偽りの人生(アルゼンチン)

アルゼンチンの首都ブエノスアイレスで結婚8年目の妻クラウディア(ソレダ・ビジャミル)と暮らす医師アグスティン(ヴィゴ・モーテンセン)の心には、ぽっかりと穴があいていた。
裕福で安定した暮らしをしながらも、公私共に決まりきった日常に耐え難い息苦しさを感じていたのだ。
そんなある日、長らく音信不通だった一卵性双生児の兄ペドロ(ヴィゴ・モーテンセン)が突然訪れ、末期癌に蝕まれた自分を殺すようアグスティンに懇願する。
突然の申し出に困惑するアグスティンであったが、ふとしたきっかけでペドロを殺害してしまう。
だがアグスティンは、自分が死んだことにしてうりふたつの容姿のペドロになりすまし、人生をやり直そうと考える。
ブエノスアイレスから北へ30km程のデルタ地帯、少年時代を過ごした生まれ故郷ティグレに帰り、ここで彼は新たな人生をスタートさせるつもりだった。
しかし、ペドロが闇の犯罪に関わっていたことが判明、アグスティン自身も犯罪へと巻き込まれていく。
やがて、アグスティンの死に疑問を抱くクラウディアや彼に疑惑の眼差しを向ける幼馴染み、そして心を惹かれていく女が絡み、嘘と真実、因縁と運命が交錯していく……。

サイレントヒル リベレーション3D(アメリカ)

18歳の誕生日を迎えようとしているヘザー(アデレイド・クレメンス)は幼いころの記憶がなく、父親のハリー(ショーン・ビーン)に守られるように各地を転々と移り住んでいた。
そして、夜ごと、サイレントヒルという謎の街で“何か”に追われる悪夢にうなされていた。
ある日、父親が不可解な失踪を遂げ、“サイレントヒルに来い”という血文字が自宅の壁に残されていた。
ヘザーは現実世界からスリップするように、不気味な深い霧と静寂に包まれたサイレントヒルに足を踏み入れる。
サイレンが突然鳴り響き、街は闇に飲み込まれ、この世のものとは思えない“何か”が現れる。
ヘザーは勇気を奮い起こし、父親を探し出すために迷宮の奥深くへと身を投じる。
そして、想像を絶する自らの出生の秘密と、サイレントヒルの呪われた真実を探り当てていく……。

妖魔伝 レザレクション(中国)

あの事件から500年後、キツネの妖魔、小唯(ジョウ・シュン)は、人間を救った罪で妖界からの懲罰を受け、氷地獄へと封印されていた。
彩雀の妖魔、雀児(ヤン・ミー)によって救出された小唯だったが、もう一度美貌を保ち妖魔として転生するには、純真な者が自らの意思で彼女に捧げる心臓が必要だった。
妖界からの逃亡の旅程で、小唯は靖公主(ヴィッキー・チャオ)と出会う。
彼女はクマに襲われ、美しい顔に傷を負って以来、黄金のマスクを着けていた。
公主を守れなかった責任を問われた彼女の護衛である将軍、霍心(チェン・クン)は、西域へと流される。
霍心への想いを断ち切れない靖公主は、彼を追う。
小唯は彼女に近づき、失われた美貌と霍心の愛を取り戻したい公主の心につけ入り、妖魔の力を取り戻そうとする……。

みんなで てあそび アンパンマンといたずらオバケ(日本)

でろろん・どろろん・ずろろんはいたずらが大好きなオバケトリオ。
いつもみんなを驚かしたり、ばいきんまん(声:中尾隆聖)やドキンちゃん、アンパンマン(声:戸田恵子)まで、オバケに変えて面白がっている。
そんなある日、おゆうぎ会に出くわした彼らは、みんなで歌ったり踊ったり、おいしいものを食べたりすることが、いたずらよりも楽しいと感じるようになっていく。
やがて、アンパンマンたちと仲良くなったオバケトリオは、一緒にダンスを踊り出すのだった……。

2013年10月02日

ボクが修学旅行に行けなかった理由(日本)

私立高校芸能科の修学旅行当日。
アイドルグループ“P☆GIRLS”の4人は東京でライブの仕事をしていた。
終演後、欠席組への課題を教室に置き忘れてきたことに気付いた彼女たちは、夜の学校に忍び込むが……。

ビューティフル・ウェーブ(アメリカ)

ニューヨークに住む17歳の高校生ニコール(エイミー・ティーガーデン)は、疎遠になった祖母スー(パトリシア・リチャードソン)のもとでひと夏を過ごすことになり、カリフォルニア州サンタクルーズを訪れる。
そこで彼女は、顔も知らぬ祖父が持っていた1962年製のサーフバンを譲り受け、3人の友人とともにサーフィンの旅に出る。
当初の目的地はマリブを想定していたが、バンの中で祖父のサーフィン・マップを見つけ、メキシコのバハ半島に変更。
開発が進み、キャンプ場が乱立する海岸沿いを抜け、その先にあるという未だ誰も手を付けていない波を求めて、地図を頼りに半島へ向かう。
だが、そこへ着いたニコールが知ったのは、それまで明かされることのなかった家族の秘密だった。
そして、それは自分自身のルーツを知るきっかけになる……。
ひと夏の経験を経て、若者たちはどのように愛を知り、成長してゆくのか……。

忍たま乱太郎 夏休み宿題大作戦!の段(日本)

先祖代々ヒラ忍者である家に生まれた乱太郎(加藤清史郎)は、エリート忍者を目指して忍者の学校・忍術学園に通う忍者のたまご=“忍たま”。
成績がいまいちの“一年は組”の中で、戦で親を亡くしながらも逞しく生きるきり丸(林遼威)や、堺の大貿易商の息子しんべヱ(神月朱理)ら個性豊かな仲間たちと一緒に、毎日勉強に励んでいる。
ある日、キクラゲ城の秘蔵の刀“極楽丸”が盗まれる事件が発生。
“極楽丸”とは、手にした者は天下を獲ると言われている妖刀だった。
“極楽丸”を取り返すことが夏休みの課題となった乱太郎たちは奪還に向け乗り出すが、戦好きのドクタケ城の面々や他の忍者たちも暗躍する大乱戦となっていく……。

25年目の弦楽四重奏(アメリカ)

極めて精巧な演奏で魅了する第1バイオリンのダニエル(マーク・イヴァニール)、彩りを与える第2バイオリンのロバート(フィリップ・シーモア・ホフマン)、深みをもたらすビオラのレイチェル、チェロのピーター(クリストファー・ウォーケン)から成るフーガ弦楽四重奏団。
結成25周年を間近に控え、ピーターがパーキンソン病と診断され、今季限りで引退したいと申し出る。
カルテットの一角が崩れることを突き付けられた他のメンバーは動揺。
嫉妬やライバル意識、プライベート面での秘密など、それまでに蓋をしてきた感情や葛藤が一気に噴出し、カルテット内に不協和音が響き出す……。

囚われ人(フランス)

2001年5月。
美しい海や自然に囲まれたリゾート地、フィリピン・パラワン島のホテルで、夜中、21人の観光客が拉致される事件が発生した。
犯人はイスラム武装勢力アブヤサフの一団。
彼らの本拠地ミンダナオ島に到着するまでの間、着の身着のままで船に乗せられた被害者たちはそれぞれの素性を調べられる。
その中にはNGOのフランス人活動家、テレーズ(イザベル・ユペール)もいた。
長引く潜伏生活の中、テレーズは、人質たちの命を顧みないフィリピン国軍による救出作戦やフィリピン政府による身代金の着服、そして仲間の処刑を目の当たりにする。
神経が擦り減り、抵抗する気力を失くしていく人質たち。
だがそれでも彼らは、救出されるその日を待ち続けていた……。

ダークスカイズ(アメリカ)

レイシー・バレット(ケリー・ラッセル)は、失業中の夫ダニエル(ジョシュ・ハミルトン)、長男ジェシー(ダコタ・ゴヨ)、次男サム(ケイダン・ロケット)と家族4人で暮らす主婦。
ある時、耳鳴りに悩まされるようになった彼女は、家の中に何者かの気配を感じ取る。
改めて調べてみたところ、荒らされたような形跡を発見。
初めは不審者の仕業と考えたものの、その日を境に、一家は度重なる怪現象に悩まされることに。
家の中の“何か”の気配はその後も一向に消えず、ダニエルは真相を突き止めるために監視カメラを設置。
録画した映像を確認してみたところ、そこには信じられないようなものが映り込んでいた……。

タリウム少女の毒殺日記(日本)

科学に異常な関心を示す≪タリウム少女≫は、蟻やハムスター、金魚など、様々な生物を観察・解剖し、その様子を動画日記としてYouTubeにアップすることが好きな高校生。
彼女は動物だけでなく、アンチエイジングに明け暮れる母親までも実験対象とし、その母親に毒薬タリウムを少しずつ投与していく…。
さらに彼女は、高校で壮絶なイジメにあう自分自身をも、一つの観察対象として冷徹なまなざしで観察していた。
≪タリウム少女≫は、自らを取り囲む世界を飛び越えるために、新しい実験を始める。

台湾アイデンティティー(日本)

台湾は1895年(明治28年)から1945年(昭和20年)までの半世紀、日本の統治下にあった。
日本語で教育を受けた<日本語世代>といわれる老人たちは、単に日本語を話すだけではなく、その精神性や行動パターンに至るまで全身に“日本”が染みついている。
そんな彼らへのインタビューを通して台湾と日本の近現代史をクローズアップさせた「台湾人生」から4年、戦後70年という長い年月が過ぎ、日本語世代と呼ばれる人々は少なくなった。
それでも、ある種の“日本人性”を包含している彼らは、今も台湾で存在感を失ってはいない。
彼らの人生、特に日本が台湾を去ったあとの道のりとはいかなるものだったのか。
日本の敗戦で「日本人になれなかった」と言う人、台湾に帰れなかった人、シベリア抑留のおかげで二二八事件に巻き込まれずに済んだと笑う人、白色テロによって父親を奪われた人、青春の8年間を監獄で過ごさねばならなかった人、「本当の民主主義とは」を子供たちに伝え続けた人……。
第二次世界大戦、二二八事件、白色テロという歴史のうねりによって人生を歩み直さなくてはならなかった6人の老人たちが、自らの体験を語ることによって台湾の戦後の埋もれた年月を浮き彫りにしていく。

それいけ!アンパンマン とばせ!希望のハンカチ(日本)

雲の上に住んでいる小さな象の男の子パオ(声:本仮屋ユイカ)は、鼻から大きなハンカチを出し空の掃除をするザジおじさん(声:富澤たけし)のように、自分もハンカチを出そうと練習をするが、なかなかうまくできないでいた。
ほかに自分にできることはないかと、アンパンマンワールドにやってきたパオだったが、パン作りも牛乳配達もみんなに期待をされた“きらきら希望サーカス”での芸も、何もかも失敗だらけ。
パオは自信と希望を失くし、心を閉ざしてしまうのだった。
そんな中、ばいきんまん(声:中尾隆聖)は、“きらきら希望サーカス”に対抗して“ばいきんサーカス”を開催、最新メカ“スゴイゾウ”(声:伊達みきお)が“ヨゴスゾウ”に変身し、大暴れしながら街中を汚し回っていた。
アンパンマンの顔も、アンパンマンの新しい顔を焼くアンパンマン号も、全てが汚染されて絶体絶命の大ピンチ。
パオは、何もできない自分にくじけそうになるが、アンパンマン(声:戸田恵子)が困難に立ち向かっていく姿を見て、希望を持って前に進むことを決意する……。

選挙2(日本)

成り行きから自民党の公認候補として川崎市議選に立候補することになった切手コイン商・山内和彦さんの選挙活動を追って話題となった、想田和弘監督によるドキュメンタリー「選挙」(2006)のシリーズ第2弾。
東日本大震災直後の11年4月1日に告示された川崎市議会選挙に、「山さん」こと山内和彦さんが「脱原発」をスローガンに再び立候補した。
自粛ムードと原発安全神話の報道の中で、他の候補者たちが原発問題に消極的なことに憤りを感じた山さんは、完全無所属での出馬を決意。
組織も資金も時間もない中、前回のドブ板選挙の反省から選挙カーや事務所を使わない選挙活動に挑む。
「選挙」「精神」「演劇1」「演劇2」と一貫してナレーションやテロップ、BGMを使わない想田監督独特のスタイルで描く「観察映画」の第5弾にあたる。

2013年10月01日

樹海のふたり(日本)

テレビ番組制作会社でフリーディレクターとして働く竹内(板倉俊之)と阿部(堤下敦)は、会社から要請される仕事に対する不満から、いつのまにか社内で干され、落ちこぼれのディレクターとなっていた。
そんな二人が新しい番組を企画、富士の樹海に入ろうとする自殺志願者にインタビューを敢行し、彼らの心情や自殺を思いとどまらせるシーンを撮ろうと樹海へと向かう。
手探りの中で取材を続けながら1ヶ月、撮った映像は高視聴率を獲得し、テレビ局も制作会社も彼らが作る続編に大きな期待を持っていた。
だが、取材で出会った人たちの人生の背景に触れた二人は、高視聴率番組を作りたい気持ちと、人間としての良心の板挟みになり、次第に自分たちの行動に疑問を持ち葛藤する。
さらに、竹内には妻(遠藤久美子)と3人の子供がいるが、長男が自閉症という問題を抱え、阿部は認知症の父(中村敦夫)を養っていく必要があった。
やがて二人は取材をしていく中、次第にお互いの気持ちのズレが生じていく……。

真・兎 野性の闘牌(日本)

いじめられっ子の高校生・武田俊(佐野和真)は、不良仲間のイカサマ麻雀に強制的に参加させられるが、独特の感性で危険牌を見抜き、彼らの奸計から逃れる。
俊の特殊能力を見抜いたユキヒョウこと山口愛(水崎綾女)は、自らもメンバーである代打ち集団ZOOへの参画を計画する。
キツネ(東亜優)、ネコ(黒澤はるか)らと卓を囲んだ俊は、才能の片鱗を見せる。
俊も愛や麻雀に魅力を感じ、ZOOへの入園を希望するが、ZOOを率いる園長・風間巌(榊英雄)は頑なに彼の入園を拒む。
しかし、武闘派極道らと巌の代打ちの修羅場を目にしても、俊の意思は固かった。
やがて入園テストとして、ZOOの精鋭メンバーであるシャモア(今井雄太郎)、ネコ、巌との真剣勝負に挑む。
巌の強烈な打筋に弱気になる俊だったが、天性の危険察知能力と持ち前の運気支配で逆転トップを勝ち取り、入園を許される。
代打ちとして闘いの場に身を投じた俊は早速苦戦を強いられ、メンバー打ちでも独走してトップを勝ち取っていくジャッカル(福永マリカ)に面食らう。
そして、別の場所での闘いに合流し、ユキヒョウ、シャモアらが苦戦するZOOの窮地を目の当たりにした俊は、自ら立ち上がるのだった……。

終焉少女 Last Girl Standing(日本)

女子高生の双葉、美樹、舞は、未来を感じることができるという由紀恵が口にした不吉な予言を信じずにいたが、やがて予言は現実となり、武装した兵士が突然教室に押し寄せる。
次々とクラスメイトが倒れる中、かろうじて生き延びた双葉と美紀は、さらなる過酷な状況に追い込まれていく。

GOGO♂イケメン5(日本)

プリンストンインターナショナルハイスクール、通称プリンスハイでは、年に一度の大イベント、舞台公演に向けての準備が行われていた。
演目は「ロミオとジュリエット」。
しかし、この演目が実現されるには、ヒロイン役を決める“ジュリエットテスト”という厳しい試験に合格する必要があった。
毎年、合格者はゼロ。
ロミオは“イケメン5”と呼ばれるアイドルデビューを控えたスーパー特待生から選ばれるということで、学園中の女生徒たちがこぞってテストを受けるが、今年も合格者は出ないだろうとされていた。
ところが帰国子女の天真爛漫な女の子・浮間神奈(麻亜里)が、唯一の合格者としてジュリエット役に決定。
やがて稽古が始まり、神奈とロミオ候補の“イケメン5”が急接近していく中、“イケメン5”の5人全員が神奈に思いを寄せていく……。

劇場版銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ(日本)

異星人・天人(あまんと)が来襲し、彼らの支配下に置かれた江戸。
町には天人の文明が入り込み、高層ビル、バイク、電車、携帯電話など、21世紀の日本に近い世界になっていた。
そんな江戸のかぶき町で、坂田銀時(声:杉田智和)は頼まれれば何でもやる万事屋を営んでいる。
万事屋で働く志村新八(声:阪口大助)や戦闘種族・夜兎族の生き残りの神楽(声:釘宮理恵)とともに、万事屋に舞い込むやっかいごとに首をつっこむ日々を過ごしていた。
普段は無気力な怠け者ながらも侍魂を持ち合わせ、いざというときに力を発揮する銀時には、かつて天人と戦い、鬼神のごとき強さから“白夜叉”と呼ばれ恐れられていた過去があった……。